■ はじまりは竹林整備

「地域の荒れた竹藪を竹林にして未来にバトンを渡す・・・」そんな思いから竹林整備が始まりました。しかしボランティアの竹林整備なんて長続きしません。最初集まった人たちもいつの間にか減っていきました。そんな状況をどうにかするため、整備で出た『竹』を有効活用して、そこから収益をあげる事を考えました。竹の子、門松、ビニールハウス、簡易テント、バイオマスエネルギー、キノコの菌床、発酵熱利用など、色々な取り組みの中から 『竹チップボカシ』 と言うものが生まれました。

 

■ 竹チップボカシとは?

竹チップボカシは竹の農業活用をテーマに竹の会夢里人が開発した、土づくりのための土壌改良材です。
開発のコンセプトは 「主成分が竹である」 「植物性100%」「竹炭が入っている」です。
竹を主成分に、米糠、オカラ、竹炭などの植物性物質のみを乳酸発酵させたものです。発酵の工程にもこだわった結果、1グラムあたり約1億3千万個の乳酸菌と、それ以上の一般細菌、従属栄養細菌が含まれる、菌にとってはとても健康な状態の土壌改良材です。

 

■ 神が与えた偶然

竹チップボカシの開発段階からその効果の検証を行うため、様々な野菜を竹チップボカシのみで無農薬で作り、収量、味、見た目、作りやすさなどを調べました。なかなかこれと言った特徴となる効果がでないまま5年が過ぎたころ米作りに着手しました。もちろん米も無農薬で栽培しました。収穫した米を「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」に出してみたら170点以上の高得点を記録。翌年はそれが偶然ではない事を証明する為、昨年作った田んぼと別の田んぼでも同様に米を作り、その2検体を出品すると・・・

見事その両方とも170点以上を獲得!

出品した3検体すべてがグッドファーマー認定を受ける素晴らしい結果を得ることが出来ました。
美味しい米を作るために試行錯誤をしたわけではなく、使ってみたい土壌改良材を自ら作り、それを使い農薬を使わないで米を作ってみたら、素晴らしい結果が出たのです。確かに偶然と言えますが、出品した3検体すべてがグッドファーマー認定を受けているので、我々だけの特徴である『竹チップボカシによる土づくり』の力と言っても過言ではないと思います。

こだわりの土壌改良材『竹チップボカシ』を作り、それを使って丁寧にお米育てたら、 グッドファーマー認定と言う素晴らしい結果が出ました

慣行栽培、無農薬栽培、オーガニック栽培、自然栽培など、世の中には様々な栽培方法があり、それを付加価値として利用することもあります。
「指導に基づき指定の肥料を使った」
「無農薬・無化学肥料で栽培した」
「大地と作物の力を信じ農薬や肥料に頼らず栽培した」
こういったお米も「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」に出品されていますが、それらがグッドファーマー認定を受ける美味しいお米であるとは限りません。

竹米は竹チップボカシの力でグッドファーマー認定を受けるコンクールで認められた美味しいお米なのです。

 

■竹米作り3つのこだわり

●農薬を一切使いません
●化学肥料は一切使いません
●竹チップボカシのみを田んぼに入れて土づくり

竹米は体に悪いとされるものを一切使わずに栽培したお米です。

 

■竹米でめぐる「食」「循環」「暮らし」

地域の荒れた竹藪を整備 → 竹チップボカシを作る → 美味しい竹米を作る → 地域の荒れた竹藪を整備・・・ このサイクルこそ竹米が目指している循環モデルです。ボランティアだけでは続かない竹林整備ですが、竹米で利益を生み、そしてその利益で竹林整備を行うことで、支援金や善意に頼る先細りの竹林整備から脱却できるのです。

竹米を食べるという事は、グッドファーマー認定の美味しいお米を食べるという事だけでなく、地域の荒れた竹藪問題に協力することでもあるのです。

 

■長野県「地域発 元気づくり支援金」
竹米の誕生に非常に大きな力となったのが、長野県「地域発 元気づくり支援金」です。平成24年度の「地域発 元気づくり支援金」で竹チップボカシの原料を作り出すチッパー機を購入。 それまでは建設会社にチッパーをかりていましたが、支援金で購入したチッパーは、今まで以上に細かく破砕する竹用アダプターが装着されたもので、竹チップボカシの開発を大きく前進させました。

平成28年度の「地域発 元気づくり支援金」では、竹米を広めるためのパンフレット、竹米を増産する為にエンジン型田んぼ除草機、竹チップボカシの発酵設備を導入することが出来ました。

やる気と熱意と地域への愛情があれば、我々のような市民団体にも協力してくれる長野県「地域発 元気づくり支援金」はとてもありがたい支援事業です。

竹米は長野県の地域発 元気づくり支援金事業です。