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[ 講演会 『竹の農業活用! でも話の行く先は無限大・・・』 刺激的でした... ] 2012/08/08

7月31日に伊藤勝彦氏を招いて『竹の農業活用! でも話の行く先は無限大・・・』と題した講演会を行いました。

平日の夜でしたが、約50人の方が集まり講演会がスターとしました。

伊藤さんはスーパーのバイヤーとして長年農業に関わり、現在は「日本の農家のために何かしたい!」という思いから、低価格で土壌改良を行う技術を広める働きを行っています。

この日も講演前に夢里人で現在研究中の「竹チップボカシ」を自ら希望して視察するほどの土好きです。

講演の1週間前に伊藤さんから届いた資料は、4部構成で1人当たり48枚にもおよぶものでした。そのほとんどは講演では軽くしか触れませんでしたが、伊藤さんが夢里人に送る竹の資料でした。これだけでも中々貴重な資料ですが、講演会の方も自らの体験に基づく貴重な内容でした。

講演が始まるといきなり


「日本の農家に対する国の政策は問題あり!」


みたいな強烈な持論が展開されました。伊藤さんが考えるプロの農家、農業の進む方向など、自分の考えに沿った意見をバンバン話してくれます。

色々な立場の人の事を考えると、どっちつかずの意見になりがちですが、伊藤さんは違います。キッパリと自分の信念と立ち居地に沿った意見を言います。

竹の会 夢里人の講演会であることを伊藤さんなりに意識してくれていたので、それなりに竹の話をしてくれますが

「例えばね・・・」

と一言はいると豊富な経験談が始まり、あっちゃこっちゃ行ったあげく、過去の出来事に対しても自分の意見をしっかりのべて元の話に戻る・・・、そんなことを繰り返し行いながら講演会が終わりました。


色々と話が飛んで行きましたが、司会をしながら横で聴いていた私が思う伊藤さんが伝えたかった事は

・竹はイネ科で枯草菌があるからボカシにすれば有効な資源になる!

・酸化腐敗ではない「発酵」のサイクルを作れば、素晴らしい土が出来上がる!

・伊藤さんが主催する「土づくり勉強会」(日帰り参加は無料!!)に是非参加して、酸化腐敗ではない「発酵」の世界を実際に体験してその素晴らしさを知って欲しい!

・俺は日本の農家のために残りの人生を使いたい!

こういうことだと思います。


講演後の質問では、伊藤さんの熱気が伝わった人達が、質問や感想を述べてました。

講演終了後も伊藤さんに感想を述べる人や、土づくりに対する考えを述べる人などが立ち寄ったりと、熱気に包まれた講演会でした。


この日は夢里人で購入した新型チッパーで処理した『竹チップ』と、竹チップを主成分にして酵素の力を借りてつくった『竹チップボカシ』も展示しました。

『竹チップボカシ』は伊藤さんもかなり気に入ったようで、「これが大量生産できたら是非、私に取り扱わせてください!」とのお褒めの言葉をいただきましたぁ♪

少々「左」な考え方を自らの個性とし、ドキドキするような話題に対して切れ味抜群の持論を展開する、とても刺激的な講演会でした。






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